2021年4月21日水曜日

Always FreeのAPEXサービスとAutonomous JSONの提供開始

 Twitterを見ていたら、Kris RiceさんがAlways Free - 永年無料のAPEXサービスとAutonomous JSONがリリースされたとつぶやいていました

早速、東京リージョンで確認してみました。

Autonomous Databaseとしては2つまで、という制限は変わりません。ですので、APEXサービスを作成するために、すでに作成済みだったサービスを終了しています。

Autonomous Databaseの作成を実行します。


ワークロード・タイプの選択APEXを選びます。

データベースを構成します、の項目のAlways FreeONにすることができます。

後はパスワードを設定して、Autonomous Databaseの作成をクリックすると完了です。


インスタンスは1分弱で作成されました。作成されたデータベースへ直接接続できないことがAPEXサービスとその他のAutonomous Databaseとの違いです。つまり、DB接続をクリックすると、以下のメッセージが表示されます。
この機能は、APEXワークロード・タイプでは使用できません。OCI Free TierのすべてのAutonomous Database機能にアクセスするには、Always FreeのAutonomous Transaction Processingインスタンスをプロビジョニングすることをお薦めします。


Always Freeを使っている限り、APEXサービスはDB接続のできないAutonomous Transaction Processingなので、積極的に選択する意味は少ないです。

将来、有料サービスにアップグレードする可能性があれば、最初からAPEXサービスで作成して使い始めるのがお勧めです。価格表を確認するとわかるようにAPEX Development Serviceは1OCPU/時間は38.721円でADBの161.292円より、ずっと低価格になっています。38.721円というのは、ADBでBYOL(Bring Your Own License)したときの価格と同じです。

Autonomous JSONデータベースも同様にAlways Freeが選択できるようになっています。


APEXサービスと同様にAlways Freeで使い続けるのであれば、積極的に選択する意味は少ないです。しかし、こちらも価格はAPEXサービスと同じく38.721円ですので、アップグレードを考えている場合は最初からAutonomous JSONを選択するのが良いでしょう。

同じ機能であれば、低価格で使えるに越したことはないように思います。