2025年9月17日水曜日

オラクルのドキュメントをGoogleのNotebookLMに解説してもらう

オラクルに限らないとは思いますが、公式ドキュメントが読みにくいと感じます。GoogleのNotebookLMはベータの頃に使ってみたことはあるのですが、まだまだ、という印象でした。ただ、使ってみたのは1年も前ですし、DeNAの南場さんがNotebookLMを使い倒しているという記事を読んでいたのと、個人でGoogle AI Proも契約しているのでNotebookLMに公式ドキュメントの解説をお願いしました。

オラクルの公式ドキュメントはHelp Center(docs.oracle.com)から探すことができます。NotebookLMは英語のドキュメントでも日本語で解説してくれるので、ノートブックのソースとなるドキュメントとして英語のドキュメントを使用します。

Oracle APEXのドキュメントはカテゴリDatabaseの下にあります。


Release 24.2 Documentationのリンクを開きます。


Oracle APEX 24.2のドキュメントが表示されます。

NotebookLMのソースとしてアップロードするドキュメントは、PDF形式だと扱いやすいです。また、PDF形式のオラクルの公式ドキュメントは、(人が見た感じですが)良い感じでフォーマットされています。

PDFをダウンロードするために、Booksのリンクを開きます。


それぞれのドキュメントのへのリンクの右端に、PDFのアイコンが表示されています。このPDFのアイコンをクリックすると、ドキュメントをPDFとしてダウンロードできます。

試しにOracle APEX App Builder User's Guideをダウンロードします。

oracle-apex-app-builder-users-guide.pdfが手元にダウンロードされます。


GoogleのNotebookLMを開きます。

ノートブックを新規作成をクリックします。


ファイルを選択してアップロードをクリックし、先ほどダウンロードしたoracle-apex-app-builder-users-guide.pdfを選択します。


ファイルを選択すると、ソースのロードが開始します。


数分でロードが完了します。

あとは、ソースに質問をしたり、音声解説を生成したり、動画解説を生成したり、レポートを生成したりできます。


驚いたことに、レポートにしろ音声解説にしろ、すごくクオリティが高いです。さすがに動画解説はスクリーンショットの実物が生成できないため、いまいちでしたが、音声の説明とシナリオについては(すこし大袈裟に褒めるところは気になりますが)、少し手直しすれば使えそうなクオリティです。

最近オラクルからAI Data Platformという製品がリリースされました。ドキュメントはOracle Cloud Infrastructureのカテゴリ以下にあります。


オラクルの製品ドキュメントでは大抵Booksというリンクがあり、そこからPDF形式のドキュメントがダウンロードできますが、AI Data PlatformはなぜかBooksのリンクがありません。その代わりにGuidesがあるので、それをクリックします。


Using Oracle AI Data PlatformをPDF形式でダウンロードします。

using-oracle-ai-data-platform.pdfがダウンロードされます。


後はOracle APEXのドキュメントと同様に、ノートブックを新規作成してPDFをロードします。


色々とすごいのですが、特に音声解説のクオリティは驚異的でした。

音声解説の鉛筆アイコンをクリックすると、解説をカスタマイズできます。


解説の形式として詳細または議論を選択すると、男性と女性の声の2人のホストによる掛け合いになり、聞いていて退屈しません。ソースの量に依存するかもしれませんが、デフォルトで20分程度の音声解説が生成されました。

音声解説の生成には5から10分くらいかかりました。


読みやすいとは言いにくいオラクルの公式ドキュメントですが、書籍に近いPDFのドキュメントがあることで、GoogleのNotebookLMを活用できます。

今回の記事は以上になります。