nginxにmore_clear_headersのモジュールを組み込みエラー・ページを置き換えることにより、WWW-Authenticateヘッダーを置き換えることができました。
このモジュールの組み込みを簡単に行うために、UbuntuにOracle APEX環境を作りました。
Ubuntu 24.04では以下のコマンドを実行して、nginxのmore_clear_headersを含むモジュールをインストールします。
apt install libnginx-mod-http-headers-more-filter
Oracle Linux 10でもEPELリポジトリ(ol10_u0_developer_EPEL)にnginx-mod-headers-moreとして含まれていました。以下のコマンドを実行して、more_clear_headersを含むnginxのモジュールをインストールします。
dnf -y install nginx-mod-headers-more
ORDSの/ords/apexdev/sampleserver/mcpが401を返すときに、WWW-Authenticateヘッダーを置き換える設定は以下になります。ヘッダーにresource_metadataを含めています。
Postmanで動作を確認しました。
proxy_intercept_errorsを無効にしていると、WWW-Authenticateヘッダーには以下の値が返されます。
とはいえ、WWW-Authenticateヘッダーを調整することにより、リソース・サーバーとしての設定を色々と変えられるようになりました。
今回の記事は以上です。
完

