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2022年11月22日火曜日

Oracle APEXの環境作成(2) - 仮想マシンの作成

更新:2026年1月26日

VirtualBoxを使い、Oracle Linuxの仮想マシンを作成します。

Oracle LinuxはRHEL(RedHat Enterprise Linux)と互換のLinuxディストリビューションです。そのため、Oracle Linuxの代わりにRHEL、または他のRHEL互換のLinuxディストリビューションであるAlmaLinuxRocky Linuxの仮想マシンを作成しても、ほぼ同様の作業でOracle APEXの環境を作成できます。

ここで作成した仮想マシンにOracle AI Database 26ai Free、Oracle APEXおよびOracle REST Data Servicesをインストールします。仮想マシンは、Oracle Cloudにエクスポートできる条件を満たすように作成します。

作成する仮想マシンのスペックはx86-64, ARM 64-bitともに、2CPUメモリ4096 GBディスク・サイズは50GBとします。


インストール・メディアの取得



Oracle Linuxのインストール・メディアをダウンロードします。Oracle Linuxのダウンロード・サイトを開きます。


ISO images: Oracle Linux Installation Media for x86_64 and Armのリンクをクリックして、ISOメディア - DVDやCD-ROMといった円盤のイメージ - のダウンロード・ページを開きます。x86_64であればRelease 9の最新のFull ISO、aarch64であればRelease 8の最新のFull ISOをダウンロードします。
https://yum.oracle.com/oracle-linux-isos.html


2026年1月26日時点の最新は、x86_64向けはRelease 9 Update 7、aarch64向けはRelease 8 Update 10です。それぞれ10GB超のファイルがダウンロードされます。


このメディアからOracle Linuxの仮想マシンを作成します。


Linux仮想マシンの作成



VirtualBoxマネージャーを起動し、ホーム画面を開きます。ホーム画面から、新規を実行します。(仮想マシン・メニューの新規...からも実行できます。)


作成する仮想マシンの名前とOSを設定します。

VM名OracleAPEXとします。

ISOイメージとして、先ほどダウンロードしたLinuxのインストール・メディアを選択します。OSバージョンとしてOracle Linux (ARM 64-bit)が選択されているときは、ISOイメージOracleLinux-R8-Ux-aarch64-dvd.isoOracle Linux (64-bit)が選択されているときは、OracleLinux-R9-Ux-x86_64-dvd.isoになります。

自動インストールはしないので、無人インストールを実行チェックは外します。


仮想ハードウェアを指定します。

Oracle AI Database 26ai Freeを動かすために最低限必要なハードウェアを定義します。データベースが利用できるリソースの上限は2スレッド、2GBメモリなので、ORDSが使用する分も鑑みて、メインメモリー4096MB、CPU数2CPUとします。

Oracle APEXはデータベースに作成されるデータベース・オブジェクトやデータであり、Oracle APEX自体がサーバーとしてメモリやCPUを必要とすることはありません。Oracle APEXはOracle Databaseによって実行されるため、データベースが利用できるリソースの範囲で動作します。

x86_64の場合はEFIを使用チェックを外し、BIOSを使用するように構成します。ARM 64bitはBIOSがサポートされていないので、EFIを使用チェックします。

x86_64でもEFIが使えるかもしれませんが、確認していません。


仮想ハードディスクを指定します。

新しい仮想ハードディスクを作成し、ディスクサイズ50.00GBとします。Oracle Cloudへエクスポートするには、ディスクは50GB以上である必要があります。

ハードディスクファイルタイプとフォーマットとして、VDI (VirtualBox Disk Image) を選択します。


以上を指定して、完了をクリックします。


以上で、仮想マシンOracleAPEXが作成できました。


仮想マシンは作成されましたが、オペレーティング・システムはまだインストールされていません。

続く

Oracle APEXの環境作成(1) - VirtualBoxのインストール

更新:2026年1月26日

Oracle DatabaseをインストールするLinuxの仮想マシンを作成するため、VirtualBoxをインストールします。手順に示しているインストール先はARM版のmacOSです。

本記事ではOracle APEXの環境作成を、素のOracle Linux 8または9から始めるためにVirtualBoxを使用します。最近はIntel版のMacを使用している人はいないと思いますが、Intel/Oracle Linux 9での手順とARM/Oracle Linux 8での手順の双方を紹介します。

以下より、VirtualBoxのインストール手順を紹介します。


VirtualBoxのダウンロード


VirtualBoxのダウンロード・ページを開きます。

https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

2026年1月26日現在の最新バージョンは7.2.4になります。VirtualBoxは更新頻度が高いので、その時点での最新バージョンをダウンロードします。

プラットフォームに合ったPlatform Packageをダウンロードします。Oracle VM VirtualBox Extension Packは必須ではありません。

VirtualBoxのLicensing FAQで説明されているように、VirtualBox本体とExtension Packではライセンスが異なります。VirtualBox自体はGPL version 3、Extension Packは VirtualBox Extension Pack Personal Use and Evaluation Licenseのもとで配布されています。


VirtualBoxのインストール



ダウンロードしたdmgまたはexeファイルを実行し、VirutalBoxをインストールします。

macOSの場合は、以下のようなアプリケーションのインストーラが起動します。

1. Double click on this iconと書いてあるように、VirtualBox.pkgと名前の付いたアイコンをダブルクリックしVirtualBoxをインストールします。


VirtualBoxのインストーラが起動します。macOSのユーザーであれば、VirtualBoxのインストーラが一般的なmacOSのアプリケーションのインストーラと同じであることに気が付くでしょう。

ここでは、続けるをクリックします。


インストール先の選択を求められます。このコンピュータのすべてのユーザー用にインストールします。

続けるをクリックします。


インストールのカスタマイズ画面が開きます。特別な要件が無ければ、そのままインストールを実行します。


インストーラよりセキュリティに関する確認が求められます。アプリケーションのインストールを了承すると、VirtualBoxのインストールが開始します。インストールが完了すると、以下の画面になります。

閉じるをクリックすると、インストールの完了です。


ディスク・イメージをゴミ箱に移動するかどうか、確認を求められます。再度、インストール作業が必要になることは滅多にないため、ダウンロードしたメディアはゴミ箱に入れても良いでしょう。

以上でVirtualBoxの準備は完了です。

続く