レポートから作成をクリックしてフォームを開きます。または、編集アイコンをクリックして、フォームを開きます。JOBの設定はあらかじめ削除しました。
フォームが開きますが、ここのJOBにSALESMANというデフォルト値を設定します。
デフォルトを設定する
最初に作成をクリックしてフォームを開いたときは、もちろん空白です。
ページ・デザイナを開いて、ページ・アイテムP4_JOBのデフォルトを設定します。タイプとして静的、静的値としてSALESMANを指定します。デフォルト値の設定方法は静的以外にも、アイテム、SQL問合せ、コロンで区切られたリストを戻すSQL問合せ、PL/SQL式、PL/SQLファンクション本体、順序といった方法を選ぶことができます。
デフォルトを設定すると、フォームがオープンするときにJobとしてSALESMANが設定されます。
計算を設定する
ページ・アイテムのデフォルトは、新規行の場合のみ設定されます。ですので、最初にあるページで編集をクリックすると、Jobは空白のままです。
ほとんどの場合で「私のやりたいことは、そうじゃないんだ。」となります。このような場合にデフォルト値を設定するには、ページ・アイテムP4_JOBに計算を設定します。P4_JOB上でコンテキスト・メニューを開き(右クリック)、計算の作成を実行します。
計算のプロパティをそれぞれ設定します。実行オプションのポイントは、リージョンの前です。ページのレンダリング処理の前にページ・アイテムに値を設定しないと表示されません。計算のプロパティはタイプが静的値、静的値はSALESMANとします。そして、サーバー側の条件として、タイプはアイテムはNULLとし、アイテムはP4_JOBにします。P4_JOBに値が無い時だけ、値としてSALESMANを設定します。
この計算が設定されていると、ページ・アイテムのデフォルトの設定は不要になります。
動的アクションを設定する
計算はサーバー・サイドでの処理によるデフォルト値の設定ですが、ブラウザ側でもできます。動的アクションをページ・アイテムP4_JOBに設定します。P4_JOBの上でコンテキスト・メニューを表示させ、動的アクションの作成を実行します。
動的アクションのタイミングとして、イベントは変更、選択タイプはアイテム、アイテムはP4_JOBを指定します。クライアント側の条件として、タイプはアイテムはnull、アイテムはP4_JOBを指定します。
Trueアクションとして、値の設定を指定します。設定のセクションでは、タイプの設定はStatic Assignment、値はSALESMANです。変更イベントの禁止は、この設定には影響しないので、ON/OFFどちらでもかまいません。影響を受ける要素は、値が設定されるコンポーネントのことですので、選択タイプをアイテムとして、アイテムにP4_JOBを指定します。実行オプションの初期化時に実行は必ずONです。これをONにしていないと、フォームが開いた時に値が設定されません。
計算を使ったデフォルトの設定と、(ここで作成した)動的アクションを使ったデフォルトの設定は画面上の動作が異なります。計算の場合はデフォルトを設定するタイミングは、ページがロードされるとき、一度のみですが、動的アクションの場合は、値が変更されるたびに評価されます。ですので、Jobを空白にして、別のページ・アイテムにフォーカスが移ると、またデフォルト値が設定されます。動的アクションのタイミングとしてページのロードを選ぶと動作もまったく同じになるはずです。
完