2026年6月19日金曜日

APEX BlueprintsからAPEXlang形式のAPEXアプリケーションを生成する

Oracle APEX 26.1の新機能にBlueprintsが含まれています。以下の記事で、Oracle CorporationがGitHubで公開しているOrdery Entryの機能要件定義書や、自前で作成した従業員管理の機能要件定義書からブループリントを生成し、そのブループリントをAPEXワークスペースにインポートしてAPEXのアプリケーションを生成しています。

Order Entry版: Oracle APEX 26.1のBlueprintの生成とインポートを試してみる

現状ではブループリントからAPEXのアプリケーションを生成するには、アプリケーション・ビルダーからブループリントをインポートする必要があります。ブラウザでの作業になるため、スクリプトに組み込んで実行できません。

APEX 26.1には、ブループリントからAPEXlang形式のアプリケーションを生成するパッケージAPEX_GENDEVが含まれています。

APEX 26.1のAPI Referenceにはまだ記載されていません。そのため、仕様については今後変わる可能性がありますが、このパッケージを呼び出してブループリントからAPEXアプリケーションを生成するORDS RESTサービスを作成してみます。

ORDSモジュールとしてblueprint、テンプレートとしてprocessを作成し、マークダウンのテキストを受け付け、APEXアプリケーションのZIPファイルを返すPOSTハンドラを作成します。

以下のスクリプトを実行します。


APEXワークスペースに紐づく、パーシング・スキーマに接続して実行します。こちらの記事「サンプル・データセットのEMP/DEPTを元にAPEX Blueprintを作成しBlueprintからAPEXアプリケーションを生成する」から継続して作業を行なっていることを前提としています。

sql -name local-26ai-apexdev @ords-blueprint-process.sql

RESTサービスを呼び出すURLは以下になります。

https://ホスト名/ords/<ORDS別名=APEXワークスペース>/blueprint/process

blueprint-emp-dept % sql -name local-26ai-apexdev @ords-blueprint-process.sql


SQLcl: 金 6月 19 15:12:24 2026のリリース26.1 Production


Copyright (c) 1982, 2026, Oracle.  All rights reserved.


接続先:

Oracle AI Database 26ai Free Release 23.26.1.0.0 - Develop, Learn, and Run for Free

Version 23.26.1.0.0



PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。


SQL> exit

Oracle AI Database 26ai Free Release 23.26.1.0.0 - Develop, Learn, and Run for Free

Version 23.26.1.0.0から切断されました

blueprint-emp-dept % 


作業ディレクトリにブループリントとしてemployees-management-blueprint.mdがあるとします。

curlコマンドを実行してブループリントをアップロードし、生成されたAPEXアプリケーションをapp.zipとして保存します。
curl -X POST -H "Content-Type: text/markdown; charset=UTF-8" -o app.zip \
--data-binary @employees-management-blueprint.md \
http://localhost:8181/ords/apexdev/blueprint/process

blueprint-emp-dept % curl -X POST -H "Content-Type: text/markdown; charset=UTF-8" -o app.zip --data-binary @employees-management-blueprint.md http://localhost:8181/ords/apexdev/blueprint/process

  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current

                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed

100 55533    0 49375  100  6158    99k  12720 --:--:-- --:--:-- --:--:--  112k

blueprint-emp-dept % 


出力されたapp.zipの内容を確認します。

unzip -l app.zip

blueprint-emp-dept % unzip -l app.zip

Archive:  app.zip

  Length      Date    Time    Name

---------  ---------- -----   ----

      974  06-19-2026 06:19   application.apx

       33  06-19-2026 06:19   .apex/apexlang.json

       32  06-19-2026 06:19   deployments/default.json

     1619  06-19-2026 06:19   shared-components/themes/universal-theme/theme.apx

     4780  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files/icons/app-icon-144-rounded.png

     5951  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files/icons/app-icon-192.png

     9655  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files/icons/app-icon-256-rounded.png

      643  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files/icons/app-icon-32.png

    20119  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files/icons/app-icon-512.png

      101  06-19-2026 06:19   shared-components/authentications.apx

       55  06-19-2026 06:19   shared-components/build-options.apx

      405  06-19-2026 06:19   shared-components/static-files.apx

     1483  06-19-2026 06:19   shared-components/lists.apx

      290  06-19-2026 06:19   shared-components/breadcrumbs.apx

      336  06-19-2026 06:19   shared-components/lovs.apx

      222  06-19-2026 06:19   page-groups.apx

     8634  06-19-2026 06:19   pages/p00001-employee-list.apx

    10582  06-19-2026 06:19   pages/p00002-employee-form.apx

     5665  06-19-2026 06:19   pages/p09999-login.apx

---------                     -------

    71579                     19 files

blueprint-emp-dept % 


application.apxが含まれており、正常なAPEXアプリケーションになっていることが確認できます。

app.zipはAPEXアプリケーションなので、SQLclを使用してAPEXワークスペースにインポートできます。

apex import -input app.zip

SQL> apex import -input app.zip

アプリケーションID: 101をワークスペース: APEXDEVにインポートしています

インポートに成功しました。


SQL> 


ブループリントからAPEXアプリケーションを生成する作業を、コマンドラインから実行できるようになりました。

機能要件定義書の修正からAPEXアプリケーションの生成までを、人手を解さずに実行することで、作業の繰り返しが楽になりました。

この実装では、ORDS RESTサービスを保護していません。必要に応じて、OAuthなどで保護を追加する必要があります。

今回の記事は以上になります。

APEX 26.1で採用されたAPEXlangのリファレンス

Oracle APEX 26.1から採用されているAPEXアプリケーションのエクポート・フォーマットであるAPEXlangについて、見つけることができたリファレンスを紹介します。

APEXlangの紹介


APEX Office HoursでのScott Spendoliniさんのセッションが、分かりやすいと思います。

Part 2: What's new in Oracle APEX 26.1

APEXlangの紹介から動画は始まります。その後、OpenAI Codexを使ったデモに移ります。

以下、デモ部分です。
  • APEXlang形式で出力したファイルの編集 [1030s]
  • 差分、マージ、競合解消 [1236s]
  • アプリケーションの翻訳 [1592s]
  • スクリーンショットからの画面レイアウト生成 [1686s]
  • APEX AI Agentsの生成 [1778s]
  • Codex Browser Useを使ったSide-by-Side編集デモ [1917s]
Oracle Corporationの公式ブログに、APEXlangの紹介記事が掲載されています。

Introducing APEXlang: The Future of Generative Application Development with Oracle APEX
https://blogs.oracle.com/apex/introducing-apexlang-the-future-of-generative-application-development-with-oracle-apex

APEXlang API Reference


Oracle CorporationのKris RiceさんがLInkedInで紹介していました。

https://docs.oracle.com/en/database/oracle/apex/26.1/apxln/


注) Typestringのとき、DetailsmaxLenが記載されています。確認したところ、数値はバイト数です。そのため、例えばmaxLen=255であれば、UTF-8の日本語では80文字程度に制限されることがあります。

EBNF(Extended Backus–Naur Form)で記述された言語仕様をダウンロードできます。

同じくKris Riceさんによる紹介記事です。
APEXlang now has a published EBNF grammar, and here's what it unlocks


APEXlang Atlas


Oracle APEXのコンポーネントとプロパティを学習するためのインタラクティブなツールです。APEXlangの構造に対応しています。

https://oracleapex.com/ords/r/apex_pm/apexlang-atlas/atlas


Oracle CorporationのSteve Meunchさんによる、APEXlang Atlasの紹介記事です。

APEXlang Atlas Interactive Learning Tool
https://blogs.oracle.com/apex/apexlang-atlas-interactive-reference

今回の記事は以上になります。

2026年6月18日木曜日

APEX 26.1で追加されたボタンの属性「無効として表示」を確認する

Oracle APEX 26.1でボタンの属性として「無効として表示」が追加されました。オンラインヘルプの説明は以下です。
定義されたサーバー側の条件がFALSEと評価される場合に、ボタンまたはメニュー・エントリを非表示にするのではなく、無効としてレンダリングするかどうかを指定します。

今ひとつピンとこなかったので、動作について確認してみました。

以下のようにページを作成し、ページ・アイテムP1_ITEM1P1_ITEM2の間にボタンBUTTONを配置します。


このとき、ボタンの外観無効として表示オフ(これが26.1以前の設定です)で、サーバー側の条件falseになるとき、ページは以下のように表示されます。ボタン要素は生成されず、ページにボタン要素が無いため、ページに表示されません。


このとき都合が悪いのは、ページのレイアウトが崩れることです。

APEX 26.1で新たに追加された無効として表示オンにすると、サーバー側の条件falseのときに、ボタンは無効の状態で表示されます。ページのレイアウトは変わりません。


サーバー側の条件でボタンを除外するのは、単に無効にするだけではなく、ボタンに紐づけた動作の呼び出しをブラウザから直接実行されるのを防ぐ効果があります。ボタン要素がページ上に存在しないので、JavaScriptコンソールから直接呼び出してクリックすることはできません。

レイアウトを崩さないようにするため、サーバー側の条件の代わりにページ・ロード時にボタンを無効化する動的アクションを作成できます。


このようにした場合、以下のように表示上は同じであり、ボタンはクリックできなくなっています。


しかし、動的アクション有効化を呼び出すか、それと等価な処理をブラウザ上で実行すると、ボタンを押せるようになります。


ボタンを押せるようになると、ブラウザのJavaScriptコンソールより以下のようなコードを実行することで、ボタンに紐づいたアクションを実行できます(ボタンにHTML DOM IDとしてmyButtonを割り当ててあります - 26.1から詳細静的IDHTML DOM IDという属性名に変わっています)。

document.getElementById("myButton").click();


ボタンの外観無効として表示オンとし、サーバー側の条件falseのときに表示されているボタンは、ボタンとして有効化しても、アクションを呼び出すことはできません。

ボタンを有効化すると見た目は有効に見えるようになりますが、画面上でボタンをクリックしても、JavaScriiptでclick()を呼び出しても、ボタンに紐づいたアクションは呼び出されません。


JavaScriptコンソールから以下を実行しても、動作しません。

document.getElementById("myButton").click();


サーバー側の条件による除外で期待されているセキュリティ面での要件を満たしつつ、ページ・レイアウトは崩さない設定になっています。

簡単なアプリケーションですが、動作確認に使用したAPEXアプリケーションのエクスポートを以下に置きました。


Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。

APEX 26.1で追加されたボタンによるメニューを実装する

Oracle APEX 26.1ではボタンの動作として2つのタイプが設定されました。標準メニューです。


標準はボタンをクリックしたときに、設定したアクションを実行します。これは26.1までのボタンの動作です。タイプとしてメニューを選択すると、ボタンにエントリとして作成されたメニューを表示します。

26.1までは、このような動作をするボタンは、メニュー・ポップアップやメニュー・ウィジェットを使って実装していました。以下の2本の記事で、メニューの実装を紹介しています。

記事1:メニュー・ポップアップから任意の処理を呼び出す

以下のGIF動画は、メニューをAPEX 26.1の動作タイプメニューのボタンで実装した動作です。動作自体は、それまでの実装とほとんど変わりません(メニュー・ウィジェットの実装では、選択されたエントリにマークを付けたり、メニュー・エントリを動的に生成することができます)。


オラクル社のToufiq Mohammedさんが、公式ブログの記事「Trigger Actions Bring Declarative Interactivity to Oracle APEX」の中(Buttons Now Support Declarative Menus)で、このメニューについて紹介されています。この記事自体は、主にAPEX 26.1で追加されたトリガー・アクションについて解説しています。記事中でトリガー・アクションでは(動的アクションとは異なり)、デフォルトで2重クリックが発生しないように対応済みと紹介されています。

以前の記事を読み返しましたが、メニュー・ポップアップとメニュー・ウィジェットの双方とも、手の込んだ実装になっていると感じました。

以下より、APEX 26.1でのメニューの実装方法について紹介します。今までの方法とは異なり、宣言的に実装できます。

ボタンSELECT_JOB動作タイプとしてメニューを選択します。


タイプメニューを選択すると、ボタンの下にノードとしてメニューが現れます。

その上でコンテキスト・メニューを表示し、メニューの作成を実行します。


メニューとしてANALYSTCLERKSALESMANMANAGERPRESIDENTを作成します。レポートの表示を絞り込む条件として、これらのメニューを選択します。

メニューの動作タイプとしてトリガー・アクションを選択します。


トリガー・アクションとして値の設定を選びます。

設定タイプ設定静的割当てを選択し、としてANALYSTメニュー名に合わせます)を設定します。

この値の設定先となるコンポーネントを影響を受ける要素に設定します。選択タイプアイテムを選び、アイテムとしてP4_JOBを設定します。この設定により、このメニューを選択したときにアイテムP4_JOBに値ANALYSTが設定されます。

検索条件の一部であるP4_JOBの値が変更されたときにレポートEmployeesがリフレッシュされるように、変更イベントの禁止オフにします。


ページ・アイテムP4_JOB動的アクションを作成します。タイミングイベント変更です。


動的アクションのTrueアクションとしてリフレッシュを選択します。影響を受ける要素選択タイプリージョンを選び、リージョンとしてEmployeesを設定します。

以上で、ボタンSELECT_JOBのメニューのエントリが選ばれたときに、ページ・アイテムP4_JOBに値が設定され、そのページ・アイテムの値の変更をトリガーとして、リージョンEmployeesの表示が更新されるようになりました。

JavaScriptによるコーディングはすべて削除しています。


APEX 26.1で追加された機能のひとつ、APEXlangビューを実行してJavaScriptのコードがページに含まれていないことを確認します。


APEXlangではコードは```で囲まれますが、APEXlangで出力したページにはJavaScriptに限らず、コードが含まれていないことが確認できます。


APEX 26.1ではメニューの作成が宣言的になり、簡単に実装できるようになりました。

今回の記事は以上になります。

以前のメニューの実装も含めた、APEX 26.1のメニューの実装例を以下にエクスポートしました。


Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。

サンプル・データセットのEMP/DEPTを元にAPEX Blueprintを作成しBlueprintからAPEXアプリケーションを生成する

オラクル社の公式ブログに、Oracle APEX 26.1の新機能であるBlueprintに関する記事が投稿されています。

Scaffolding Oracle APEX Applications using Blueprints

本ブログもAPEX Blueprintについて、こちらの記事で紹介しています。公式ブログの記事を読んでいて気が付いたのですが、GitHubで公開されているBlueprintsのexamplesにsupply-chain-managementが追加されています。


本ブログの過去記事はorder-entryを扱っていました。オラクルの公式ブログの記事はsupply-chain-managementを扱っています。order-entryとsupply-chain-managementはfunctional requirementsは異なりますが、両方ともにBlueprintを出力するために、prompt以下のblueprint-prompt.mdおよびapex-fa-icons-allowlist.txtを参照しています。

つまり、prompt以下のファイルを使って、order-entryやsupply-chain-managementではない、自分で定義した機能要件定義書に基づいたAPEX Blueprintが生成できるはずです。

サンプル・データセットのEMP/DEPTを元に、従業員を管理するAPEXアプリケーションのBlueprintを作成し、それを元にAPEXアプリケーションを作ってみます。Blueprintの生成にOpenAI Codex(デスクトップ・アプリ)を使用します。

作業環境としてMacbook Proのコンテナ環境で実行しているOracle AI Database 26ai FreeとOracle APEX 26.1.1を使用します。

サンプル・データセットのEMP/DEPTをインストールしたのち、記事「APEX 26.1に含まれるパッケージAPEX_DB_DICTIONARYを使って表の説明を生成する」で紹介した、表にコメントやアノテーションを追加するスクリプトを実行しておきます。

作業ディレクトリとしてblueprint-emp-deptを作成します。

mkdir blueprint-emp-dept
cd blueprint-emp-dept

% mkdir blueprint-emp-dept 

% cd blueprint-emp-dept

blueprint-emp-dept % 


Gitで管理しませんが、Codexが認識するためgit initを実行しておきます。

git init

blueprint-emp-dept % git init

Initialized empty Git repository in /Users/______/Documents/blueprint-emp-dept/.git/

blueprint-emp-dept % 


Blueprintの生成には不要だと思いますが、念のためにAPEXlangのスキルとSQLcl MCPサーバーを構成します。Microsoft APMを使用します。

ファイルapm.ymlを作成します。
name: emp-dept
version: 0.1.0
description: Oracle APEX 26.1のAPEXlangを使ってアプリケーションを作成する。
author: Yuji
dependencies:
  apm:
    # Oracle Database Skills
    - git: https://github.com/oracle/skills
      path: db
      ref: main
    # Oracle APEXlang Skills
    - git: https://github.com/oracle/skills
      path: apex
      ref: main
  mcp:
    - name: oracle-apexdev
      registry: false
      transport: stdio
      command: /opt/homebrew/Caskroom/sqlcl/26.1.2.132.1334/sqlcl/bin/sql
      args:
        - -R
        - "4"
        - -mcp
Codex向けにスキルとMCPサーバーをインストールします。Claude Codeで作業を行なう方は、targetの指定はclaudeになります。

apm install --target codex

blueprint-emp-dept % apm install --target codex

[>] Installing dependencies from apm.yml...

[>] Resolving skills-db...

[>] Resolving skills-apex...

[i] Targets: codex  (source: --target flag)

  [+] github.com/oracle/skills/apex#main #main @b31c5175

  |-- Skill integrated -> .agents/skills/

  [+] github.com/oracle/skills/db#main #main @b31c5175

  |-- Skill integrated -> .agents/skills/

[i] Added apm_modules/ to .gitignore

+- MCP Servers (1)

[i] Skipped MCP config for claude  (active targets: codex)

|  [>]  oracle-apexdev (self-defined, stdio)

|     +- Configuring for Codex...

[*] Configured MCP server 'oracle-apexdev' for Codex CLI

  + oracle-apexdev

|  [+]  oracle-apexdev -> Codex (configured)

[*] Configured 1 server


[*] Installed 2 APM dependencies and 1 MCP server in 2.3s.

blueprint-emp-dept % 


GitHubよりBlueprintを生成するために参照するプロンプトを取得します。


blueprint-prompt.mdapex-fa-icons-allowlist.txtをプロジェクトのディレクトリにコピーします。

blueprint-emp-dept % ls

apex-fa-icons-allowlist.txt apm.lock.yaml blueprint-prompt.md

apm_modules apm.yml

blueprint-emp-dept % 


EMP/DEPTのスキーマ定義をemployees-management-schema.mdとして作成します。

ユーティリティ表の説明を実行します。


説明の対象としEMPDEPTEMP_DEPT_Vを選択し、DESCRIBEを実行します。書式Markdownを選択します。

表に説明が出力されるのでダウンロードをクリックして、ファイルdescribe_tables.mdに出力します。


ダウンロードされたファイルdescribe_tables.mdをプロジェクト・フォルダ以下にemployees-management-schema.mdとして配置します。

blueprint-emp-dept % ls

apex-fa-icons-allowlist.txt apm.lock.yaml blueprint-prompt.md

apm_modules apm.yml employees-management-schema.md

blueprint-emp-dept % 


APEXアプリケーションを作成するために、この他に機能要件定義書が必要です。

詳細な機能要件定義書を一から書くのは大変なので、Codexに書いてもらいました。Codexのデスクトップ・アプリを起動し、プロジェクトとしてフォルダblueprint-emp-deptをアタッチします。

以下のプロンプトで機能要件定義書を生成します。

「従業員マネージメント・アプリケーションのブループリントを作りたい。

Oracle Databaseにemployees-management-schema.mdに記述されているスキーマが定義されていることを前提として、表EMPに登録されている従業員の一覧を表示するレポートのページと、レポート上に一覧されている従業員を選択し、所属(所属は表DEPTを参照する)、給与、手当を更新できるフォームを開く。

また、新規に従業員の登録と、既存の従業員の削除も可能とする。

これらの要件を機能要件定義書として、Markdown形式のファイルとして生成してください。

生成するファイルの名前はemployees-management-functional-requirements.mdとします。」


生成された機能要件定義書はこちらです。

この機能要件定義書からBlueprintを生成します。以下のプロンプトを与えます。

「blueprint-prompt.mdおよびapex-fa-icons-allowlist.txtより、Oracle APEXのblueprintをemployees-management-blueprint.mdとして生成してください。

以下のファイルの内容だけが、生成するAPEX blueprintの要件定義書になります。

employees-management-functional-requirements.md

employees-management-schema.md

Application Name, Region Name, Column Nameはすべて英語にしてください。

マークダウンの##、###、####に続くアプリケーション、ページ、リージョンなどの名前は、すべて英語にしてください。」

生成されるBlueprintのアプリケーション、ページおよびリージョンの名前に日本語が含まれていると、Blueprintから生成されたAPEXlangに日本語の識別子が含まれることになり、インポート時にエラーが発生します。そのため、プロンプトの末尾で英語にするよう指示しています。

blueprint-prompt.mdなどに追加するか、個別のスキルとして登録すると、毎回同じ指示をする必要は無くなるでしょう。


employees-management-blueprint.mdが出力されました。

APEXワークスペースに、ファイル・タイプとしてアプリケーション・ブループリントを選択してインポートします。


生成されたBlueprintに問題がなければ、アプリケーションのインポートに成功します。


アプリケーションを実行し、作成されたアプリケーションを確認します。

ページ1に対話モード・レポートが作成されていました。


従業員のフォームも開きます。


対話モード・レポートの列ラベルやフォームのアイテム・ラベルが英語になっています。これは、Blueprintを生成する際に「英語で」と指定したのが拡大解釈されたもようです。

以下のプロンプトを与えて、Blueprintを更新します。

「Description、Comments、Label、Titleとなる文字列は、スキーマ定義から参照できる日本語文字列にしてください。」


生成されたBlueprintをAPEXワークスペースにインポートし直し、アプリケーションを実行します。

出力されたemployees-management-blueprint.mdです。

ページ1の対話モード・レポートの列ラベルは日本語になりました。


フォームのアイテム・ラベルについても、日本語になりました。


概ね、従業員の作成、更新、削除は実装されているようです。

Blueprintから生成されたAPEXアプリケーションのエクスポートを以下に置きました。


今回の記事は以上になります。

Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。