作成したフロー・ダイアグラムをファイルにエクスポートすることができます。特定のバージョンのフロー・モデルを開き、右上のハンバーガー・メニューからエクスポートを実行します。
またはフロー・モデルの一覧よりエクスポートします。こちらのメニューからは、選択したファイルをまとめてZIP形式でダウンロードできます。
エクスポートするファイルの形式として、BPMNファイルとSQLスクリプトのどちらかを選択します。
単一のフロー・ダイアグラムをダウンロードする場合は、バージョンを含む、ステータスを含む、カテゴリを含める、最終変更日を含むを指定できます。これをONにしたときの効果ですが、エクスポートされるファイル名にそれらの情報が付加されるのみで、エクスポートされるファイルの内容に違いはありません。
エクスポートされたBPMNファイルは、フロー管理の画面よりインポートできます。
エクスポートされたSQLスクリプトは最初にXML形式のBPMNのフロー・ダイアグラムの記述をデータベースに保存し、その後、フロー・モデルを作成します。以下のプロシージャが実行されています。
flow_bpmn_parser_pkg.upload_and_parse(
pi_dgrm_name => '経費精算',
pi_dgrm_version => '1',
pi_dgrm_category => '社内手続き',
pi_dgrm_content => l_dgrm_content
);
エクスポート時のカテゴリ、フロー・モデルの名前、バージョンで、フロー・モデルが登録されます。引数pi_dgrm_statusの指定がないのでインポートされたフロー・モデルのステータスは常にdraftになります。インポートする際にカテゴリ、フロー・モデル、バージョンを変更する場合は、ファイルの内容を変更しておく必要があります。特にバージョンについては0に変更しておくと良いケースが多いでしょう。出力されたSQLに含まれるプロシージャでは引数pi_force_overwriteの指定がないため、上書きは行いません。上書きをする場合は、pi_force_overwriteにtrueを渡します。
エクポートされたSQLファイルのインポートは、通常のSQLスクリプトと同様にSQLワークショップのSQLスクリプトの画面を開いて、アップロードした後に実行します。
BPMN(XML形式)でダウンロードしたファイルは、他のツールにインポートしてBPMNの図として表示できます。
CAWEMOの無料サービスを使って、Flows for APEXからエスクポートしたBPMNダイアグラムを表示させてみました。結果は以下になります。
CAWEMOは元々BPMN.ioを組み込んでいるため、Flows for APEXと同じ表示になっているはずです。ただし、Flows for APEXでは、他のツールで作成したフロー・ダイアグラムを取り込むことは推奨していません。