APEXアプリケーションのアプリケーション定義属性の可用性に、ビルド・ステータスという設定項目があります。デフォルトではアプリケーションの実行および構築が選択されています。
ビルド・ステータスとして以下の2つのどれかを選択できます。
- アプリケーションの実行および構築
- アプリケーションの実行のみ
ビルド・ステータスにアプリケーションの実行のみを選択してみます。
ビルド・ステータスを変更したのち、変更したアプリケーションをアプリケーション・ビルダーで開いてみます。
次のメッセージが表示されます。アプリケーションは実行はできますが、編集することはできません。
このアプリケーションはインストールされていますが、編集可能ではありません。ワークスペース管理者は、ワークスペース・ユーティリティでアプリケーションのステータスを変更できます。
この状態のアプリケーションのビルド・ステータスをアプリケーションの実行および構築に戻す(つまり編集可能にする)ことができるのは、ワークスペース管理者のみです。開発者権限では変更できません。
ワークスペース管理者によるビルド・ステータスの変更手順は以下になります。
ワークスペース・ユーティリティを開きます。
ワークスペース・ユーティリティの画面の右端にあるアプリケーション間レポートより、ビルドおよびアプリケーション・ステータスを開きます。
ビルド・ステータスを変更したいアプリケーションの、アプリケーションIDをクリックします。
開いたダイアログのビルド・ステータスをアプリケーションの実行および構築に変更し、変更の適用をクリックします。
一覧画面に戻るので、変更されたビルド・ステータスを確認します。
以上でまた、アプリケーションの編集が可能になります。
なお、アプリケーション管理者としての権限を変更するには、管理メニューのユーザーとグループの管理を開いて、
ユーザーの一覧から、権限を変更したいユーザーを選択します。
完