Oracle APEXの認証スキームには、セッションの切替えという機能があります。
ログイン・プロセスのセクションに含まれます。
オンライン・ヘルプに解説がありますが、URLパラメータのREQUESTにAPEX_AUTHENTICATION=認証スキーム名という指定を渡すことにより、サインインに使われる認証スキームを指定できます。
切り替える認証スキームのログイン・プロセスのセッションの切替えを有効にする必要があります。
例えば、認証スキームとしてSCOTT、TIGERのふたつがあるとします。SCOTTはユーザー名がSCOTTのときのみサインインできます。TIGERはTIGERのときのみサインインできます。
認証スキームSCOTTがカレントの場合、アプリケーションにサインインできるユーザーはSCOTTのみです。
?session=0&REQUEST=APEX_AUTHENTICATION=TIGER
上記のURLでのアクセス後のURLの表示からREQUEST=APEX_AUTHENTICATION=TIGERの引数の指定が消えているときは、意図しないリダイレクトが発生して認証スキームは切り替わっていません。引数の指定を再度確認し、やり直します。
画面上の違いはありませんが、認証スキームがTIGERに切り替えられているため、ユーザー名TIGERでサインインできます。
認証スキームの切り替えの紹介は以上になります。
完