以下のドキュメントを参照したところ、Chromeの129.0.6639.0以上であればSummarization APIも呼び出すことができる、とのことだったので先の記事で作成したアプリケーションにSummarization APIを呼び出すボタンを追加してみました。
Built-in AI Early Preview Program - The Summarization API
Prompt APIを呼び出す準備に加えて、Summarization APIを有効にする必要があります。
Summarization API for Gemini ProをEnabledに切り替え、Chromeを再起動します。
静的アプリケーション・ファイルのgemini-nano.jsにファンクションsendSummarizeを含めます。
グローバル・ページにあるインライン・ダイアログにボタンSUMMARIZEを作成します。動作のアクションは動的アクションで定義とし、ボタンをクリックした時に呼び出されるTRUEアクションでは、以下のJavaScriptコードを実行します。
sendSummarize(apex.items.P0_PROMPT, apex.items.P0_RESPONSE);
変更したアプリケーションでSummarization APIの呼び出しを行ってみます。
現時点では実用できるレベルとはいえませんが、ブラウザ組み込みのPrompt APIやSummarization APIは、Oracle APEXのアプリケーションに容易に組み込めそうなことは確認できました。
Prompt APIを呼び出すアプリのエクスポートは、Summarization APIの呼び出しを追加して置き換えています。
https://github.com/ujnak/apexapps/blob/master/exports/sample-gemini-nano.zip
完