以下より、サンプル・データセットのEMP/DEPTに含まれる表EMPをソースとした対話グリッド、対話モード・レポート、クラシック・レポートのそれぞれで、給与の降順で10人だけをレポートに表示する設定を紹介します。
対話グリッド
ソースのSQL問合せを以下とします。
対話グリッドの属性のページ区切りのタイプをページにします。スクロールの場合、対話グリッドに表示される行数はリージョンの大きさで決まります。ページにすると表示される行数を指定できます。
対話グリッドのアクションのデータからソートを開きます。
ソート列としてSalを追加し、方向に降順を選択して保存します。
アクションの書式のページごとの行数を開き、10を選択します。
これでレポートに給与の降順で10行が(最初に)表示されるようになりました。
アクションのレポートの保存を実行し、デフォルトのレポート形式として設定します。
対話モード・レポート
ソースのSQL問合せを以下とします。
select * from emp
対話モード・レポートのアクションのデータからソートを開きます。
1番目の列にSal、方向に降順を選択し、適用します。
アクションの書式のページごとの行数を開き、10を選択します。
これでレポートに給与の降順で10行が(最初に)表示されるようになりました。
デフォルトのレポート・タイプとして主を選択し、適用します。
これで、現在のレポートがデフォルトの表示形式として保存されました。
クラシック・レポート
ソースのSQL問合せを以下とします。
select * from emp
クラシック・レポートではレポートの表示形式を保存することができず、デフォルトの表示形式というのもありません。ソート順を限定する場合は、他の列のソートのソート可能をオフにする必要があります。
クラシック・レポートの属性のレイアウトの行数のタイプに静的値を選択し、行数として10を設定します。
これでレポートに給与の降順で10行が(最初に)表示されるようになりました。
クラシック・レポートではOrder by項目(並替え基準)を設定できます。並替え基準については以下の記事で紹介しています。
APEX 22.1の新機能 - 並替え基準を使う
完