対話グリッドの操作は主にツール・バー上のボタン、アクション・メニュー、行操作メニューより行います。
本記事では、対話グリッドのツール・バー上のボタン行の追加と行操作メニューの行の追加の表示/非表示を切り替える方法を紹介します。
どの操作も1行のJavaScriptのコードを実行します。
最初にOracle APEX JavaScript API ReferenceのWidgetsのinteractiveGridのページを開きます。https://docs.oracle.com/en/database/oracle/apex/22.1/aexjs/interactiveGrid.html
ActionsのセクションにあるPre-defined actions used by the Interactive Grid widgetより、表示/非表示を切り替える対象であるアクションの内部名称を見つけます。
ツール・バー上の行の追加はselection-add-rowです。行操作メニューの行の追加はrow-add-rowです。
WebブラウサのJavaScriptコンソールを開き、これらの表示/非表示をコンソールから操作します。
対話グリッドには、静的IDとしてempを設定しています。
最初にツール・バー上の行の追加ボタンを非表示します。
apex.region("emp").call("getActions").hide("selection-add-row");
コマンドの実行によりツール・バー上の行の追加ボタンが消えます。
apex.region("emp").call("getActions").show("selection-add-row");
行操作メニューの行の追加を非表示にします。
apex.region("emp").call("getActions").hide("row-add-row");
行操作メニューより行の追加が無くなっています。
表示を戻します。
apex.region("emp").call("getActions").show("row-add-row");
行操作メニューに行の追加が含まれています。
行の追加以外のアクションも同様に操作することができます。
以上です。
Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。
完