Oracle DatabaseをインストールするLinuxの仮想マシンを作成するため、Oracle VM VirtualBoxをインストールします。手順に示しているインストール先はIntel版のmacOSです。
最近はIntel版のMacを使用している人は少ないと思います。本記事ではOracle APEXの環境作成を、素のOracle Linux 9から始めるためにVirtualBoxを使用しています。Intelアーキテクチャであれば、VirtualBoxによる仮想マシンの作成手順はほぼ同じです。Apple SiliconなどのARMアーキテクチャの場合は、ARMアーキテクチャに対応した仮想化ソフト(macOSであればUTMなど)、ARM版のOracle LinuxおよびARM版のOracle Database 19cを使ってOracle APEXの環境を作成することもできます。
以下より、Oracle VM VirtualBoxのインストール手順を紹介します。
Oracle VM VirtualBoxのダウンロード
Oracle VM VirtualBoxのダウンロード・ページを開きます。
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
2024年6月18日現在の最新バージョンは7.0.18になります。VirtualBoxは更新頻度が高いので、その時点での最新バージョンをダウンロードします。
プラットフォームに合ったplatform packagesをダウンロードします。Oracle VM VirtualBox Extension Packは必須ではありません。
VirtualBoxのLicensing FAQで説明されているように、VirtualBox自体とExtension Packではライセンスが異なります。VirtualBox自体はGPUv2、Extension Packは VirtualBox Extension Pack Personal Use and Evaluation Licenseのもとで配布されています。