2022年11月22日火曜日

Oracle APEXの環境作成(1) - Oracle VM VirtualBoxのインストール

Oracle DatabaseをインストールするLinuxの仮想マシンを作成するため、Oracle VM VirtualBoxをインストールします。手順に示しているインストール先はIntel版のmacOSです。

最近はIntel版のMacを使用している人は少ないと思います。本記事ではOracle APEXの環境作成を、素のOracle Linux 9から始めるためにVirtualBoxを使用しています。Intelアーキテクチャであれば、VirtualBoxによる仮想マシンの作成手順はほぼ同じです。Apple SiliconなどのARMアーキテクチャの場合は、ARMアーキテクチャに対応した仮想化ソフト(macOSであればUTMなど)、ARM版のOracle LinuxおよびARM版のOracle Database 19cを使ってOracle APEXの環境を作成することもできます。

以下より、Oracle VM VirtualBoxのインストール手順を紹介します。


Oracle VM VirtualBoxのダウンロード


Oracle VM VirtualBoxのダウンロード・ページを開きます。

https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

2024年6月18日現在の最新バージョンは7.0.18になります。VirtualBoxは更新頻度が高いので、その時点での最新バージョンをダウンロードします。

プラットフォームに合ったplatform packagesをダウンロードします。Oracle VM VirtualBox Extension Packは必須ではありません。

VirtualBoxのLicensing FAQで説明されているように、VirtualBox自体とExtension Packではライセンスが異なります。VirtualBox自体はGPUv2、Extension Packは VirtualBox Extension Pack Personal Use and Evaluation Licenseのもとで配布されています。


Oracle VM VirtualBoxのインストール



ダウンロードしたdmgまたはexeファイルを実行し、VirutalBoxをインストールします。

macOSの場合は、以下のようなアプリケーションのインストーラが起動します。

1. Double click on this iconと書いてあるように、VirtualBox.pkgと名前の付いたアイコンをダブルクリックしVirtualBoxをインストールします。


Oracle VM VirtualBoxのインストーラが起動します。macOSのユーザーであれば、VirtualBoxのインストーラが一般的なmacOSのアプリケーションのインストーラと同じであることに気が付くでしょう。

ここでは、続けるをクリックします。


インストール先の選択を求められます。このコンピュータのすべてのユーザー用にインストールします。

続けるをクリックします。


インストールのカスタマイズ画面が開きます。特別な要件が無ければ、そのままインストールを実行します。


インストーラよりセキュリティに関する確認が求められます。アプリケーションのインストールを了承すると、VirtualBoxのインストールが開始します。インストールが完了すると、以下の画面になります。

閉じるをクリックすると、インストールの完了です。


ディスク・イメージをゴミ箱に移動するかどうか、確認を求められます。再度、インストール作業が必要になることは滅多にないので、ダウンロードしたメディアはゴミ箱に入れても良いでしょう。

以上でOracle VM VirtualBoxの準備は完了です。

続く