2024年1月18日木曜日

Oracle SQL Developer Extension for VS Codeを使ってみる

Oracle Corporationは開発ツールとしてOracle SQL Developerを提供しています。このツールをVS Codeの拡張機能として提供する予定があると聞いていましたが、昨日(2024年1月17日)、VS Codeの拡張機能としてインストールできるようになりました。

Product ManagerのJeff Smithさんが、彼のブログで新しいOracle SQL Developer Extension for VS Codeを紹介しています。

Announcing the Oracle SQL Developer Extension for VS Code

VS CodeのMarketplaceにあるOverviewの記述も参考になります。

ドキュメントは以下より参照できます。

自分でもインストールして使ってみました。


いくつか気のついた点を紹介します。

Jeff Smithさんが彼の記事で強調していますが、すでにOracle Developer tools for VS Codeが拡張機能としてインストールされている場合は、最初にアンインストールしておきます。


VS CodeのMarketplaceからOracle SQL Developer Extension for VSCodeインストールします。

JavaもOracle Databaseに接続するためのクライアントもSQLclも、全部インストールされます。VS Code以外にあらかじめインストールが必要なものはありません。


Jeff Smithさんによると、もう現状のSQL Developerに新機能を追加する予定は無いとのことです。

ライセンスはOracle Database 23c Free、Oracle APEX、Oracle REST Data Servicesと同じくFree Use Terms and Conditionsです。サポートについては、Oracle Databaseのサポート契約を持っていれば、My Oracle SupportにSRをあげることができるとのことです。

Jeff Smithさんのブログより:

Support is managed like our other Database Tools products: if you have an Oracle Database maintenance/support contract with Oracle Support, then you’re entitled to open Service Requests for the extension with My Oracle Support.

Oracle SQL Developer Extension for VS CodeのOverviewより:

Customers with My Oracle Support established for their Oracle Database can create Service Requests for official product support, including filing bugs or submitting enhancement requests.

forum.oracle.com上にSQL Developer for VS Codeのフォーラムも新設されています。
https://forums.oracle.com/ords/apexds/domain/dev-community/category/sqldev-for-vscode

SQL DeveloperにはあってSQL Developer for VS Codeにはない機能もありますが、Jeff SmithさんによるとSQL Developer for VS Codeは毎月かそれ以上の頻度でアップデートする予定とのことです。

とりあえず自分が使っているMacからSQL DeveloperとSQLclを削除しました。

Oracle SQL Developer Extension for VS Codeの紹介は以上になります。