2020年2月26日水曜日

APEXからOCIオブジェクト・ストレージを操作する(3) - ADBの作成からAPEXアプリの準備まで

Autonomous Databaseのインスタンスの作成、APEXのワークスペースの作成、空のAPEXアプリケーションの作成を行います。


Autonomous Databaseの作成



ハンバーガー・アイコンをクリックし、Oracle DatabaseからAutonomous Databaseを開きます。


コンパートメントはAPEXが作成済みですが、オブジェクト・ストレージの呼び出しはつねにREST API経由であるため、同じコンパートメントに存在していなくてもよく、さらにはネットワーク経由でオブジェクト・ストレージにREST APIを発行できれば良いです。今回はAlways Freeのデータベースを作ります。

Autonomouos Databaseの作成をクリックします。
 

Autonomous Databaseを作成するにあたって、必要な情報を指定します。コンパートメントはここではAPEXとしました。表示名データベース名も任意に設定してください。今回はAPEXDEVとしています。
 

ワークロード・タイプの選択は、データ・ウェアハウストランザクション処理、JSONまたはAPEXのどれかを選びます。今回はトランザクション処理を選んでいます。デプロイメント・タイプの選択は、共有インフラストラクチャ一択です。
 

Always Freeにチェックを入れると、構成は固定されます。データベース・バージョンの選択として19cを選びます。リージョンによっては21cが選べる場合もありますが、正式にはリリースされていないバージョンなので、選択はしません。
 

ユーザー名ADMINで固定です。任意のパスワードを指定します。
 

ネットワーク・アクセスの選択については、すべての場所からのセキュア・アクセスを許可(制限を加えてもかまいません)を選びます。Always Freeなので、ライセンス・タイプの選択ライセンス込みになります。最後にAutonomous Databaseの作成をクリックします。


数分で、データベースが使用可能になります。
 

APEXにアクセスするために、ツール・タブのAPEXを開くをクリックします。
 


APEXワークスペースの作成



管理画面へログインするためのダイアログが表示されます。Autonomoous Databaseのインスタンスを作成するときに指定したパスワードを入力し、管理にサインインをクリックします。
 

初期状態ではアプリケーションの開発を行うためのワークスペースが無いので、その作成を要求されます。ワークスペースの作成をクリックしてワークスペースを作成します。
 

新規のスキーマを選択します。


ワークスペースの作成に必要な、ワークスペース名ワークスペース・ユーザー名ワークスペース・パスワードを指定します。ここでは、ワークスペース名としてapexdevワークスペース・ユーザー名apexdevとしています。
 

ワークスペースが作成されました。

メッセージ中に新規に作成されたワークスペースのサインイン画面へのリンク(この画面ではapexdev)があるので、それをクリックして、開発環境へサインインします。
 

先ほど設定したワークスペース名ワークスペース・ユーザ名ワークスペース・パスワードを入力し、サインインをクリックします。
 

Oracle APEXの開発画面が表示されました。
 


APEXアプリケーションの作成



アプリケーション・ビルダーをクリックして、アプリケーションの作成を開始します。
 

アプリケーション・ビルダーから、新規アプリケーションの作成(または作成 - 作成済みのアプリケーションがひとつも無いときに、新規アプリケーションの作成ボタンが表示されます)をクリックします。
 

アプリケーションの作成方法として、新規アプリケーションをクリックします。
 

アプリケーションの作成画面が開きます。とりあえず空のアプリケーションを作成するので、名前にObject Storage Managementと入力し、アプリケーションの作成をクリックします。
 

空のアプリケーションが作られました。


これから、OCIのオブジェクト・ストレージを操作する機能を実装していきます。

続く