RESTデータ・ソースの作成
今回の実装では、list_bucketsの対象はコンパートメントAPEX、list_objects_in_bucketの対象はコンパートメントAPEXに含まれるバケットapex_file_storageになります。RESTデータ・ソースを登録するにあたり、あらかじめ取得しておくべき情報が3つあります。
APIエンドポイントを取得します
オブジェクト・ストレージのAPIエンドポイントはこちらに定義されています。使用しているリージョン毎に異なります。北米アッシュバーン・リージョンのAPIエンドポイントを確認するとhttps://objectstorage.us-ashburn-1.oraclecloud.comになっていました。
オブジェクト・ストレージ・ネームスペースを取得します
ハンバーガー・アイコンをクリックし、ガバナンスと管理からテナンシ詳細を開きます。
オブジェクト・ストレージ・ネームスペースの文字列をメモしておきます。
コンパートメントIDを取得します
ハンバーガー・アイコンをクリックし、アイデンティティとセキュリティからコンパートメントを開きます。ポインタをOCID上に合わせるとツールチップとしてOCIDが表示されます。そこにあるコピーをクリックして、クリップボードに保存します。
次へ進みます。
RESTデータ・ソース・タイプはOracle Cloud Infrastructure (OCI)を選び、名前はlist_bucketsを入力します。URLエンドポイントは次のような形式です。
https://objectstorage.REGION.oraclecloud.com/n/NAMESPACE/
リージョン毎のオブジェクト・ストレージのAPIエンドポイントに"/n/"を挟んで、オブジェクト・ストレージ・ネームスペースをつなげます。URLの最後は"/"で終了します。次へ進みます。
次へ進みます。
詳細をクリックします。
パラメータをひとつ追加します。パラメータ・タイプは問合わせ文字列変数、パラメータ名はcompartmentId(Iは大文字のアイ)、それに与える値は、コンパートメントAPEXのOCIDになります。静的はONにして、変更不可のパラメータとします。
検出をクリックします。
検出結果が問題なく表示されれば、OCIオブジェクト・ストレージのAPI呼び出しは成功しています。コンパートメントに含まれるバケットのリストから、apex_file_storageが返されていることを確認します。
RESTデータ・ソースの作成をクリックします。
RESTデータ・ソースlist_objects_in_bucketの作成
手順はlist_bucketsのときと同じく、RESTデータ・ソースの一覧から作成をクリックし、作成メソッドは最初からを選択します。次に進むと、個別のパラメータの設定になります。
RESTデータ・ソース・タイプはOracle Cloud Infrastructure (OCI)、名前はlist_objects_in_bucket、URLエンドポイントとして、list_objectsのエンドポイントURLに続けて":bucket_name/o/"を追加します。次のような形式になります。
https://objectstorage.REGION.oraclecloud.com/n/NAMESPACE/b/:bucket_name/o/
URLにbucket_nameというパラメータが含まれたことにより、画面にURLパラメータ1として、値の指定を求められます。値としてapex_file_storageを指定します。すべて指定した後、次へ進みます。パラメータをひとつ追加します。パラメータ・タイプは問合わせ文字列変数、パラメータ名はfields、その値はname,size,timeCreated,md5になります。静的はONにして、変更不可のパラメータとします。検出をクリックします。