Flows for APEXが提供しているワークフローのモデラーを使用して、休暇申請のフロー・モデルを作成します。
休暇申請のフロー・モデルの作成
ワークスペースにインストールされたアプリケーションFlows for APEXを実行します。
APEXワークスペースのサインインに使用したユーザー名、パスワードにてFlows for APEXのアプリケーションにサインインします。
Flows for APEX 22.2より言語として日本語を選択できます。
アプリケーションにサインインすると、利用状況を表示するダッシュボードのページが表示されます。フロー・モデルの作成や編集をするには、フロー管理を開きます。
フロー・モデルの管理画面が開きます。新規にフロー・モデルを作成するには、右上のモデルの作成をクリックします。
新規に作成するモデルの属性のカテゴリーは社内手続きとします。モデルの名前は休暇申請、バージョンは0を指定します。カテゴリーは単に表示の際に使用される分類なので、任意の名前を設定できます。名前とバージョンはAPEXアプリケーションで使用します。
作成をクリックします。
パレットにある開始イベントをキャンパスにドラッグ&ドロップします。開始イベントがフローの起点になります。パレット上の開始イベントをクリックして選択し、キャンパスの任意の位置をクリックして配置することもできます。
開始イベントの右隣にタスクを配置します。
タスクの属性を設定します。一般のグループを開き、名前を休暇申請の承認とします。タスク・タイプのグループを開き、タスク・タイプとしてAPEXページを選択します。
タスク・タイプとしてAPEXページまたはAPEXの承認を選択できます。APEXページはAPEXアプリケーションのページでの操作がタスクになります。APEXの承認はAPEX 22.1から新規に提供されている承認コンポーネントでの操作がタスクになります。
ユーザータスクとして呼び出すAPEXページを設定します。
APEXページのグループを開きます。まだAPEXアプリケーションは作成していないため、APEXメタデータの使用はオフにします。
アプリケーションIDはHOLIDAYREQ、ページIDはrequestとします。これらはAPEXのアプリケーションを作成するときに、アプリケーションの別名およびページの別名として指定します。
Page Itemsを設定します。最初にデフォルト・アイテムの作成をクリックします。アイテム名PROCESS_IDとアイテム値&F4A$PROCESS_ID.のペア、SUBFLOW_IDと&F4A$SUBFLOW_ID.、STEP_KEYと&F4A$STEP_KEY.のペアが作成されます。
F4A$で始まるアイテム(置換文字列として指定されているため&と.で囲まれています)は、Flows for APEX(F4A)によって予約されているアイテムになります。
Page Items横の+(プラス)サインをクリックし、ページ・アイテムの設定を追加します。
アイテム名にP2_ID、アイテム値として&F4A$BUSINESS_REF.を指定します。&F4A$BUSINESS_REF.にはフロー・モデルから生成されるプロセス・インスタンスを特定するキーとなる値を設定します。一般にこれは表の主キーの値になります。ページ・アイテムP2_IDには、フォームで操作する表の主キーの値が設定されます。
変更の適用をクリックすると、今まで行った変更がデータベースに保存されます。
パレットからゲートウェイを選択し、タスク休暇申請の承認の右隣に配置します。名前は承認?とします。
パレットから終了イベントを選択し、ゲートウェイ承認?の右隣に配置します。名前は休暇承認とします。
再度パレットから終了イベントを選択し、先ほど作成した終了イベント休暇承認の下に配置します。名前は休暇却下とします。
今まで配置した要素をシーケンスフローで接続します。グローバルコネクトツールをクリックした後、始点と終点となる要素を続けてクリックし、それぞれの要素を接続します。
条件の条件タイプとして式を選択し、条件として以下を設定します。
:F4A$IS_APPROVED = 'Y'
ゲートウェイ承認?にフローが進んだ時点で、プロセス変数のIS_APPROVEDがYだったときに、このシーケンスフローが選択されます。