ページの作成をクリックします。
積み上げのバー・チャートは選択肢に含まれていないため、バーを選択します。
ページの名前は担当者ステータスとします。データ・ソースの表/ビューの名前にプロジェクトのデータが含まれる表SAMP_PROJECTSを指定します。
次へ進みます。
ラベル列(横軸)としてASSIGNED_TO (Varchar2)を選択します。値集計は件数とします。積み上げるためのシリーズには列STATUSを使用しますが、このウィザードでは指定できません。チャートのページを作成した後に設定します。
ページの作成をクリックします。
積み上げチャートにするためリージョン担当者別ステータスを選択し、プロパティ・エディタの属性を開きます。
外観の積上げをオン、凡例の表示をオンにします。
シリーズ(今回の例ではシリーズ1)を選択し、列のマッピングのシリーズ名としてSTATUSを設定します。
作成したチャートを表示します。
チャートの表示に利用している列にNULLは含まれていないので、想定どおりのチャートが表示されます。
update samp_projects set status = null where status = 'Closed';
チャートの表示に戻ります。
ラベルにグループXXといった不明な表示が増えています。
これは大変なので、代わりに以下ようなビューSAMP_PROJECTS_Vを作成します。
列ASSIGNED_TOおよびSTATUSがNULLの場合、NULLの代わりにCOALESCEファンクションを使って別の値に置き換えています。
create view samp_projects_v
as
select
coalesce(assigned_to, '未アサイン') assigned_to,
coalesce(status, 'クローズ') status
from samp_projects
リージョン担当者別ステータスのソースの表名をSAMP_PROJECTSからSAMP_PROJECTS_Vに置き換えます。
列STATUSにNULLが含まれていないため、チャートが想定通りに表示されるようになります。
列にNULLが含まれるためにチャートやレポートがうまく表示されない、といった場合、今回のようにビューを作成して対応することができます。
以上になります。
Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。
完