国土地理院の地理院タイルをマップ背景として表示する

国土交通省の国土地理院より、色々な地理院タイルが公開されています。

地理院タイル一覧

https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#relief

これらの地理院タイルは、国土地理院コンテンツ利用規約に従って利用できます。

本記事ではOracle APEX 23.2で追加されたマップ背景を使って、この地理院タイルを表示する設定を紹介します。

Oracle APEX 23.2のマップ背景を使うAPEXアプリケーションの作り方については、以前の記事「テーマ・スタイルの選択に従ってマップ背景を切り替える」を参考にしてください。本記事では、マップ背景の設定のみを紹介します。

以下は、色別標高図をマップ背景として表示しています。

地理院タイル一覧のページに、色別標高図の説明があります。

このURLを、Oracle APEXのマップ背景の設定に使用します。

色別標高図のマップ背景の設定は以下のようになります。

タイプとしてラスターXYZタイル・レイヤーを選択し、ラスター・タイル(XYZ) URLとして、地理院タイルの色別標高図のURLを設定します。

属性に、出典情報を記載します。

このようにして作成したマップ背景を、マップ・リージョンの背景として設定することにより色別標高図が表示されます。

同じ手順による、陰影起伏図の表示です。

植生（樹木被覆率）を表示してみました。

植生（樹木被覆率）についてはズーム・レベルも設定し、拡大と縮小ができる範囲を制限しています。

 今回の記事は以上になります。

Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。

完