2022年11月22日火曜日

Oracle APEXの環境作成(0) - はじめに

更新:2026年1月23日

Oracle APEXによるアプリケーションの開発および開発したアプリケーションを実行する環境の作成方法をまとめます。いくつかの例外を除き、無料で利用可能なソフトウェアや環境の使用を前提とします。

環境作成に使用するソフトウェアは以下です。

  1. VirtualBox 7(ARM版は7.2以降)
  2. Oracle Linux 9(ARM版はOracle Linux 8)
  3. Oracle AI Database 26ai Free(RPM形式)
  4. Oracle APEX 24.2
  5. Oracle REST Data Services(ORDS)25.4(RPM形式)
すべて無料で利用できますが、ライセンスについては製品ごとに違います。Database、APEX、ORDSについてはOracle Free Use Terms and Conditions (FUTC) licenseが適用されます。

オンプレミスのOracle Databaseでの環境構築の参考になるように、VirtualBoxでの仮想マシンの作成より作業を始めています。Oracle AI Database 26ai FreeおよびOracle REST Data Servicesは、Oracle Container Registryよりコンテナ・イメージが提供されているため、より素早く、簡単にOracle APEXの実行環境を作成したい場合はコンテナ・イメージの使用をお勧めします。

GitHubに、これらのコンテナ・イメージを使用してOracle APEXの環境を作成するスクリプト群が公開されています。


本題に移ります。以下の12の記事を書いています。

Oracle APEXやOracle REST Data Servicesは、バージョンによってインストール手順が変わります。特に、ORDSの22.3より前のバージョンは、インストール手順が大きく異なります。このインストール手順は、今回の作業で確認した結果であり、バージョンが変わるとインストールするメディアや手順は変わります。
  1. VirtualBoxのインストール
  2. 仮想マシンの作成
  3. Linuxのインストール
  4. データベースのインストール 
  5. APEXのインストール
  6. Oracle REST Data Servicesのインストール
  7. 仮想マシンのOCIエクスポート対応
  8. OCIコンピュート・インスタンスの作成
  9. REST呼び出しに使うウォレットの作成(Oracle Database 23aiより不要)
  10. 自己署名証明書によるHTTPS化
  11. インストールの検証
  12. パッチの適用
上記の他に、Let's Encryptを使ったサーバー証明書の取得も記事にしています。Oracle Linuxでは、EPELリポジトリにCertbotが含まれています。

Customer Managed ORDSの構成(2) - Let's Encryptを使ったSSL化

Oracle DatabaseやOracle APEXを使ってみたいけど費用が心配、という方の助けになれば幸いです。

続く