このプラグインの使い方について、以下のドキュメントに記載されています。
記載が非常に分かりにくいです。
以下より、実際にサンプル・アプリケーションの導入を行い、確認できた手順を紹介します。導入する対象は、Oracle APEX 24.1とOracle Database 23ai Freeです。データベースのバージョンやOracle APEXのバージョンが異なると、アプリケーションとしてインポートするファイルや実行するファイルが異なるので注意が必要です。
Graphのドキュメントの手順にはAPEXのワークスペース・スキーマにCREATE PROPERTY GRAPH権限を与える必要があると記載されていますが、APEX 24.1ではワークスペースの作成時にCREATE PROPERTY GRAPHの権限を与えています。そのため、管理サービスからAPEXのワークスペースを作成していれば、この作業は不要です。
Oracle APEXのサンプル・アプリを保持しているGitHubのリポジトリより、sample-graph-visualizations_23ai.sqlをダウンロードします。
パッケージDBMS_GVTを作成するスクリプトgvt_sqlgraph_to_json.sqlをダウンロードします。optional-23ai-onlyの下にあるファイルです。
パッケージDBMS_GVTを作成します。
Oracle Database 23ai FreeにはパッケージDBMS_GVTが含まれていますが、試したところファイルから作成するパッケージの代わりには使用できなかったです。
ダウンロードしたファイルgvt_sqlgraph_to_json.sqlを実行して、パッケージDBMS_GVTを作成します。
SQLワークショップのSQLスクリプトを開きます。
アップロードをクリックします。
ファイルとしてgvt_sqlgraph_to_json.sqlを選択し、アップロードをクリックします。
ファイルがアップロードされたら、gvt_sqlgraph_to_json.sqlを実行します。
即時実行をクリックします。
パッケージDBMS_GVTとそのパッケージ本体およびファンクションORA_SQLGRAPH_TO_JSONが作成されます。
続いて、サンプル・アプリケーションをワークスペースにインポートします。手順自体は、通常のアプリケーションのインポートと変わりありません。
アプリケーション・ビルダーからインポートを開きます。
インポートするファイルとしてsample-graph-visualizations_23ai.sqlを選択します。
次へ進みます。
アプリケーションのインストールをクリックします。
アプリケーションがインストールされます。
サポートするオブジェクトのインストールをクリックします。サンプル・アプリケーションが使用する表の作成やデータのロードなどが行われます。
サポートするオブジェクトのインストールが完了したら、インストール・サマリーをクリックして確認します。
スクリプトの実行が成功していることを確認し、インストール・サマリーの左横にある矢印をクリックして、アプリケーション・ビルダーに移動します。
これからサンプル・アプリケーションSample Graph Visualizations - Do not edit -24.4.1を実行します。
その前に共有コンポーネントの認証スキームにあるカレントの認証スキームApplication Express Accountsを開き、設定を少し変更します。
セッション共有のタイプをカスタムからアプリケーション(非共有)に変更します。
必ずしも必要な作業ではありませんが、テーマのリフレッシュの実施は推奨します。
以上の作業を行なった後、アプリケーションを実行します。
サインインに、以下のようなホーム・ページが表示されます。
アプリケーションに実装されている、各種のサンプルを確認できます。
以上でGraph Visualization Pluginのサンプル・アプリケーションのインストールは完了です。
完