2023年8月7日月曜日

Oracle Database Error Help Portalを呼び出す数値フィールドを作ってみる

 旧Twitter、今はXと呼ぶのでしょうか、を見ていたらOracle Databaseのプロダクト・マネージャーのGerald VenzlがOracle Database Error Help Portalというのができたよ、と紹介していました。

記事はIntroducing the Oracle Database Error Help Portalです。

詳細は元記事を参照していただくとして、簡単に言うと、以下のようなURLでエラーの説明ページを参照できるようになった、とのとこです。

https://docs.oracle.com/error-help/db/ora-エラー番号/

エラー番号については5桁で、上位桁は0詰めありのようです。

数値フィールドにエラー番号を入れて、エンターを押すとError Help Portalのページを開くアプリケーションを作ってみました。


元記事にChromeの検索エンジンとしてError Help Portalを登録する方法が紹介されているので、そちらの方が便利に使えるでしょう。

実用性よりは、キーボード・イベントを扱う動的アクションのサンプルとして作成しています。

エラー番号を入力するページ・アイテムはP1_ORAERRタイプ数値フィールドです。データベースに値を保存する必要は無いため、セッション・ステートリクエストごと(メモリーのみ)としています。


ページ・アイテムP1_ORAERRに作成した動的アクションは、イベントキー・プレスクライアント側の条件としてJavaScript式を選択し、JavaScript式に以下を記述しています。

this.browserEvent.keyCode === 13

エンターを入力したときだけ、この動的アクションが有効になります。ブラウザ・イベントはthis.browserEventとして動的アクションに渡されます。


TRUEアクションとしてJavaScriptコードの実行を選択し、設定コードに以下を記述します。


以上で完成です。

簡単なアプリケーションですが、エクスポートを以下に置きました。

https://github.com/ujnak/apexapps/blob/master/exports/help-portal.zip

Oracle APEXのアプリケーション作成の参考になれば幸いです。