日本に住んでいるとあまり夏時間(DST - Daylight Saving Time)を意識することはありませんが、国によっては影響があります。
メキシコは今年から夏時間がなくなっています。そのためオラクル・データベースのタイムゾーン・ファイルが更新されていないと、時刻が1時間遅く表示されます。
select systimestamp at time zone 'America/Mexico_City', systimestamp at time zone '-6:00' from dual;
select * from v$timezone_file;
Manage Time Zone File Version on Autonomous Database
日本語
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/autonomous-database-shared/doc/manage-time-zone-file-version.html
データベース・アクションのSQLから実行します。
BEGIN
DBMS_CLOUD_ADMIN.ENABLE_FEATURE(
feature_name => 'AUTO_DST_UPGRADE');
END;
/
データベースを再起動します。
たまたまなのかもしれませんが、再起動に5分以上かかりました。大体は1分前後で再起動は完了するので、気を付ける必要があるかもしれません。
再度、メキシコシティの時刻を確認します。今度は-6:00と同じ時刻になっています。
タイムゾーン・ファイルはtimezlrg_42.dat、バージョンは42になっています。
マニュアルには、その他の操作についても説明されています。
突然、Autonomous Databaseの再起動(または起動)に時間がかかるようなことが好ましくない場合は、タイムゾーン・ファイルのアップグレードを行なうときだけ、AUTO_DST_UPGRADEを有効にするのが良いように思います。
BEGIN
DBMS_CLOUD_ADMIN.DISABLE_FEATURE(
feature_name => 'AUTO_DST_UPGRADE');
END;
/
完