Oracle APEXによるアプリケーションの開発および開発したアプリケーションの実行を行う環境の作成方法をまとめます。いくつかの例外を除き、無料で利用可能なソフトウェアや環境の使用を前提とします。
環境作成に使用するソフトウェアは以下です。
- Oracle VM VirtualBox 7
- Oracle Linux 8
- Oracle Database 23c Free
- Oracle APEX 23.1
- Oracle JDK 17
- Oracle REST Data Services (ORDS) 23.1
すべて無料で利用できますが、ライセンスについてはソフトウェアごとに違います。Database、APEX、ORDSについてはOracle Free Use Terms and Conditions (FUTC) licenseが適用されています。
- Oracle VM VirtualBoxのインストール
- 仮想マシンの作成
- Linuxのインストール
- データベースのインストール
- APEXのインストール
- Oracle REST Data Servicesのインストール
- 仮想マシンのOCIエクスポート対応
- OCIコンピュート・インスタンスの作成(この前に手順9の実施がお勧め)
- REST呼び出しに使うウォレットの作成
- 自己署名証明書によるHTTPS化
- インストールの検証
- パッチの適用
上記の他に、Let's Encryptを使ったサーバー証明書の取得も記事にしています。Oracle Linuxでは、EPELリポジトリにCertbotが含まれています。
Oracle Linux 8にEPELリポジトリを追加する
Customer Managed ORDSの構成(2) - Let's Encryptを使ったSSL化
Oracle DatabaseやOracle APEXを使ってみたいけど費用が心配、という方の助けになれば幸いです。
続く